メキシコ南部、山岳地帯に広がるオアハカ州高地。
サポテカやミシュテカなど、先住民文化が色濃く残る地域です。

雨季と乾季がはっきり分かれるこの土地では、
収穫期に得た恵みをどう保つかが重要でした。
乾燥させる、発酵させる、煮詰める。
家庭の保存食は、気候と地形に応じた選択の積み重ねです。

1. Totopos(トトポス)

トウモロコシ生地を薄くのばして焼き、乾燥させた保存食。
湿気を避ければ長期間保存が可能です。
日常の主食であり、煮込みや豆料理と合わせて食べられます。

2. Tasajo(タサホ)

塩を施して乾燥させた牛肉。
高地の乾燥した空気を利用した保存法です。
焼いて食べるほか、煮込みにも使われます。

3. Cecina(セシーナ)

薄く延ばして塩漬け・乾燥させた肉。
地域によって牛や豚が使われます。
保存肉として、祭りや日常食に登場します。

4. Chile pasilla oaxaqueño seco

(チレ・パシージャ・オアハケーニョ・セコ)

オアハカ特有の唐辛子を乾燥させたもの。
収穫後に干して保存し、
必要に応じて戻してソースや煮込みに使います。

5. Quesillo(ケシージョ)

オアハカ特産の紐状チーズ。
塩を使い、保存性を高めています。
完全な長期保存食ではありませんが、
乳を無駄にしない加工技術のひとつです。

6. Frijoles refritos deshidratados

(フリホレス・レフリトス・デスイドラタードス)

豆を煮て潰し、再加熱して水分を飛ばした保存形態。
再度温めて食べられます。
豆は乾燥状態でも保存可能で、家庭の基本食材です。

💬 まとめ

オアハカ高地の保存食は、
山岳地帯の気候と、先住民の生活に根ざしています。

トウモロコシ、豆、唐辛子、肉。
どれも、乾燥と塩を中心に保存されてきました。

観光料理の華やかさの裏には、
こうした家庭の保存技術があります。
山の台所には、収穫期と乾季の時間が、そのまま刻まれています。




<ツイッターの反応>


maja
@maja_mayumi

私が好きなのは、食を通した文化人類学、なんだと思う。土地、気候 、歴史、人の知恵、暮らし ペルーのアンデスで食べた保存食の芋 メキシコの寒い朝に飲んだとうもろこし粉の重湯 山形の山菜と保存食 全部同じ文脈 pic.x.com/xdvy8hrJ8F

(出典 @maja_mayumi)

laki0814
@laki0814

メキシコ南部オアハカ州(Oaxaca)で、精巧な彫刻が施されたサポテカ文明(Zapotec)の1400年前の墓が見つかった。細部まで良い状態で保存されている。フクロウのくちばしの中には人間の頭部の彫刻が見られるが、これは墓に葬られた人物を表現している可能性があるという。 pic.x.com/YT5wZZ6WYm

(出典 @laki0814)

eriko @ 多言語学習
@erimekko96

返信先:@AlexaPleaseHelp でしょうね。去年メキシコ行きましたが、場所により差はあったとはいえ、大都市(シティやグアダラハラあたり)では全体的に割高に感じました。オアハカが一番安かったかと記憶してます。

(出典 @erimekko96)

chamoy
@radiochamoy

今回Oaxacaで泊まったホテルの朝食がとても良かった。日替わりでメインを選べるのだけど、この日はTetelaを選択。中にFrijoles Negrosと大量のオアハカチーズ、そして私の大好物なHoja Santaが入っていて、お金払って食べたいレベル。 #メキシコ pic.x.com/wTjDybQsJP

(出典 @radiochamoy)